明久に襲いかかる二つの恋心。押えきれない思いは行動となって……
ある朝、吉井明久は重大な問題に直面していた。
瑞希「明久くんっ……!! ……明久くんは……わたしのこと、好き……ですかっ??」
美波「う……ウチのことは!? ウチのことはどーなのよ!? 好き!?」
これは一体、何がおきているの? なんで僕が迫られているんだろう? この行動で二人が得をすることなんてあるのかな…… はっ、そうか、これはドッキリだ! きっと雄二達が隠れてこっちの様子を伺っているに違いない。 そして僕が好きなんて言おうものなら、飛び出してきてバカにするつもりなんだ。あの野郎、なんて陰険なんだ、霧島さんに昨日福引で当てた温泉旅行のチケットを渡さなきゃ……
明久「ふたりとも、落ち着いて、雄二に何を言われたかしらないけど……」
美波「なんの話よっ?? ……それよりアキ? ウチ、もう我慢できないわっ!!」
瑞希「そうですっ!! 我慢なんてできませんっ!!」
二人は顔を真赤にしながら僕に近づいてきて……
こっ、殺されるっ!
と思ったのもつかの間、押し倒された。
明久「えっ?」
瑞希「……わ、わたしっ……わたし、明久くんにならっ…………なんでも…………お、女の子の大事なものも、あげられますっ!!」
美波「う……ウチだって……!! アキにならっ…………あげてもいいよっ!!」
そして始まる、おしかけH三昧の日々。明久は二人の気持ちにどう応えるのか? |